自立学習

北方校 Bくん

Bくんは中学三年生。受験に向けて一生懸命に勉強する毎日です。


さて、先日、こんなことがありました。
「先生、明日の授業、ABの前に社会を入れてください!」
と言ってきたのです。
(※ABについては、HPの右脳開発のページをご覧ください)


向伸学館の授業カリキュラムは個別に組まれています。
先生が個人個人の学習到達度を見ながら、科目や学習時間を決定し、
その日のメニューを決めています。


Bくんは、自分で「今日の学習では理解が不十分だ」と感じたのでしょう。
先生に自ら、学習カリキュラムの修正を申し出てきたのです。


私は驚きました。本来、勉強は誰しも嫌なもの。
自分から「やりたい」と思うことは難しいと思うのです。
ですが、さすが受験生のBくん!
もう、そんな弱気な気持ちはないようですね。


自立学習を目指して指導してきた成果が、少しずつ、現れてきた瞬間に立ち会えたように感じ、嬉しくなりました。


「自立」というと様々な意味があると思います。
単に、自分ひとりだけで生きていくことだけが、自立だとは思いません。


自分で計画を立てる。
解らなくても、まずは自分で調べてみる。
次に何を学んだら良いのかを判断する。
勉強における自立はこんなところから始まるのではないでしょうか?


こうした考え方を身に付けて成長していった生徒は、たとえ将来、教科書の内容を必要としない仕事に就いても立派に生きてゆけるはずです。


ちょっと、大げさかもしれませんが、夢と希望に満ち溢れた子供たちの瞳を見ていると、遠い先の未来が楽しみでなりません。